コンプライアンス
コンプライアンスとは、法律や規則 、社会規範などに背くことなく、企業活動などを行う「法令遵守」のことです。セクシャルハラスメント、パワーハラスメントなども含め、企業などの組織活動にとって重要なテーマを考えます。
中小企業にパートとして勤務し始めた山崎は入社2カ月目から大幅に残業が増えた。当然その分の残業代ももらえると思っていた。ところが実際は前月より1万円しか増えていなかった。不審に思った山崎は総務担当や部長へ聞いてみると意外にも契約社員の残業手当は1万円以上は出さない方針だと聞かされた。納得できない山崎は社長へ直接聞いてみた。すると社長は「その通り。嫌なら辞めてもらって結構。かわりは幾らでもいるから」と言うのだった。
ケース「監督責任を問われても」(#0317)のティーチング・ノートです。
料金:3,000円(税別)です。
※ティーチング・ノートは、研修を実施する際に必要なケースの分析や設問例などを記載したものです。作者の意図や狙い・背景なども書かれています。
ファストフードのチェーン店で働く高橋正行は同人誌即売会での移動店舗の出店を任される。3日間の出店期間は特にトラブルもなく終了し、ホッとしていたところに事件が起こる。アルバイトスタッフが自身のブログで客を罵倒したのだ。このことがきっかけとなり、抗議のメールが殺到したのである。高橋は上司から厳しく叱責された。しかし自分が何か重大な過失を犯したとは思えなかった。
ある地方銀行の営業課に勤務する斎藤敏弥は銀行の内部検査によって資金流用(不正行為)の疑いをかけられた。齋藤が担当する顧客の預金を流用しているのではないかというのである。
直属の上司である山田課長はさらに徹底した調査を命じられる。今まで信頼してきた部下の問題であるだけに山田課長はやるせない気持ちになった。自分はこの問題にどのように対処すべきか。山田課長は管理職として自分の立場・役割を改めて考えるのであった。
森課長補佐は最近某社の女性担当者と打ち合わせをしている時に、何気なく「あなたは結婚しているのですか?」と軽い気持ちで尋ねた。ところが「それってセクハラです!」と怒鳴られてしまった。それがきっかけで森課長はセクハラとは何なのか自分で調べたり人に聞いたりしたがどうしても釈然としなかった。