コンプライアンス
コンプライアンスとは、法律や規則 、社会規範などに背くことなく、企業活動などを行う「法令遵守」のことです。セクシャルハラスメント、パワーハラスメントなども含め、企業などの組織活動にとって重要なテーマを考えます。
職場で実際に起きた12 の実例を紹介する。多種多様なケースからは、管理職またはそれに準じる立場の人がその地位と権限を行使する際、自らはパワーハラスメンと気づかず行っていることがいかに多いかを物語っている。また同時にパワーハラスメントの温床は職場に働く人々の無関心さが背景にあると思われる。
ケース「この程度なら問題ないだろう」(#417)のティーチング・ノートです。
料金:3,000円(税別)です。
※ティーチング・ノートは、研修を実施する際に必要なケースの分析や設問例などを記載したものです。作者の意図や狙い・背景なども書かれています。
佐藤常務は経営会議で第2四半期を終えた時点で業績の悪化を知った。この事実が明らかになれば株価は大幅に値下がりする。そこで彼は数年前から通い始めたスナックの経営者に対し、この重要事実を伝えずに保有株を売却する旨を電話で助言した。彼は業績の落ち込みは重要事実に当たるので、この情報をもとに株式を売買することは金融商品取引法に抵触することは認識していた。ただし情報を伝えずに他人に取引を促すことは、「この程度なら問題ない」と考えた。会社では経営に関する重要情報が集まる会社幹部に対し、法令順守並びに社内諸規則を徹底している。同社のコンプライアンス部門の木村部長は関連する社内研修も行ってきたので対応はできていると考えていた。しかしこの行為がインサイダー規制に抵触し、佐藤常務の無自覚な行為は、会社の重要な機密情報を握る部署の担当役員の不祥事として、会社側にダメージを与え、信用回復に奔走させられることになった。
ケース「LGBTって何?」(#409)のティーチング・ノートです。
料金:3,000円(税別)です。
※ティーチング・ノートは、研修を実施する際に必要なケースの分析や設問例などを記載したものです。作者の意図や狙い・背景なども書かれています。
建設会社の営業課長、築地一郎は、飲み会の席で、女性的な態度の新入社員、小池純一に、「男らしくできないんだったら、明日から化粧してスカートをはいてこい」「オカマみたいな態度を改めないと、あだ名を『純子』にするからな。まさか、本物のオカマか?」と発破をかけた。