コンプライアンス
コンプライアンスとは、法律や規則 、社会規範などに背くことなく、企業活動などを行う「法令遵守」のことです。セクシャルハラスメント、パワーハラスメントなども含め、企業などの組織活動にとって重要なテーマを考えます。
ケース「自分のミスは自分で始末します」(#408)のティーチング・ノートです。
料金:3,000円(税別)です。
※ティーチング・ノートは、研修を実施する際に必要なケースの分析や設問例などを記載したものです。作者の意図や狙い・背景なども書かれています。
大手ゼネコンの下請け工事店であるマルヤス建設の現場で労災事故が発生した。現場所長の内田が駆けつけると、重量物を足に落とした作業員の所が横たわっていた。たいしたケガではなかったが、内田はとりあえず所を作業服のまま病院に行かせることにした。病院から戻ってきた所は、「私のミスでご迷惑をおかけしました」と内田に平謝りしてそのまま家に帰って行った。内田は現場も終了したので、会社に事故を報告せず、そのまま放置していた。そんなある日、労働基準監督署から1本の電話がマルヤス建設にかかってきた。労災隠しで書類送検するという。
倫理はその実態がわかりにくい。そこでこのケースでは、信頼する部下の事故に対する黙秘を取り上げる。分析に当たっては、組織の内外における関係者の行動を、性善説と性悪説の両面から評価し、職場ではなぜ倫理を重視するのかを誘導する。
ケース「情報の管理G社のケース」(#320)のティーチング・ノートです。
料金:3,000円(税別)です。
※ティーチング・ノートは、研修を実施する際に必要なケースの分析や設問例などを記載したものです。作者の意図や狙い・背景なども書かれています。
G社は組合との協定で決められた時間を超える残業を原則として認めない決まりになっている。販促企画課の新任の杉本課長は全員を集めた席で決められた残業時間を守るように部下に伝えた。部下の反応は残業制限に対して素直には従えないような雰囲気だった。残業が制限されるのは仕事の量から言って難しい面があるのも確かであった。ある日、杉本課長は総務部長に呼ばれた。顧客情報が漏洩したがその流出元が販促企画課である疑いが強いというのである。早速部下の係長に心当たりを尋ねると、部下の一人が会社で使っているメモリーステックを持ち帰ったらしいことが判明した。当人に問いただしてみると、あまりにも楽観的なことを言うばかりで・・・。