テーマ : 組織風土改革
大手印刷会社グローバル社の経営環境は厳しさを増すばかりで、経営トップは危機感を抱いていた。業績回復のためには戦略の見直しが喫緊の課題であった。それを任されたのが各事業部の若手幹部による経営改革プロジェクトチームだった。チームの一員となった大滝は、事業部の内の各部署のトップや中間管理者から意見聴取を行った。その中で、とくに大滝が印象に残ったのは現場の中堅幹部の意見だった。そして、経営意思決定のあり方が今後の改革の鍵を握るのではないかと考えるのだった。