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専門商社国際産業(株)は、本格的なネットワーク・システムの導入と同時に、事務部も新設した。事務革命後二代目の小松部長は、営業部長から異動したが、それには社長の深い読みがあった。前任者はコンピューターには強かったが、新事務体制への移行の圧力には弱く、体調を崩していた。そこで心機一転の試みであった。重圧の原因は、いざ導入すると、思わぬ事務ミスが目立つようになったことである。そしてそのミスの元凶は一般事務職だったのである。