テーマ : 労務管理
三栄建設新潟支社の工務課長である私は、片腕である2人の社員のどちらを係長に昇格させるかの決断を迫られた。大卒の小松は技術に秀で、高卒の山村は公私にわたりそつなくこなす実務家だ。私は総合的に優れた山村を推薦した。しかし、支社長から伝えられた人事部からの最終決定は、私の決断とは逆だった。小松が選ばれたのだ。やがて小松が係長研修に出席している時、選に漏れた村山が転勤を希望してきた。