テーマ : メンバーシップ
後藤が室長を務める商品開発室には、情報ソフト商品の研究開発を行う研究開発チームと、営業部への技術サポートを行う技術サポートチームの2つがある。ここ数年、市場のニーズが多様化してきたのに対応するために、営業マン達を専門的な分野でサポートする目的で発足したのが技術サポートチームである。
ある日、営業マンに技術サポートチームが何かを激しく注意していたのを見て、後藤は、庶務の女性社員に様子を聞いてみると、営業部からは、かなりの批判の声が上がっているようだった。翌日、後藤は技術サポートチームを集め、営業部からの批判を伝えた。そうすると、いくつか営業部批判の意見が続いたが、チームの紅一点南雲の、意見を聞いて、改めて技術サポートチームの機能を考え、新しい決断を迫られた。